バイク大好き!弱小バイク屋のおっさんの伝えたい事!

自分の持っているバイクの知識、経験など書いていきます。

頂いたコメントに私なりにお答えします。 バイク乗りとのギャップの大きさについて。

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ご覧頂き、ありがとうございます。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

バイク屋ダイスケ ( baikuyadaisuke1 ) です。

 

今日のブログは、以前に投稿した記事のコメントについて、またお話させて頂きたいと思います。

今日の記事、長~文です。予めご了承ください!

 

では、顛末だけ最初にご説明します。

以前、こんな記事を投稿しました。

baikuyadaisuke1.hatenablog.com

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この記事に頂いたコメント。

( はじめまして。

バイク業界って「一見さんお断り」みたいな雰囲気があります。

他店購入バイクはお断りとか・・・。

全てのお店がそうだとは思いませんが、ネットでは話題も多いですよね

確かに失礼、無礼な客もいるかもしれませんが、お店の方も少し敷居を下げてくれればな?なんて思います。

勝手な言い方かもせれませんが、素直な感想です。

いきなりすみませんでした。)

 

このコメントに対して、私なりにアンサーしてみました。

baikuyadaisuke1.hatenablog.com

工事不要!カンタン置くだけインターネット【SoftBank Air】

そうしたら、どんな人か?顔も知りませんが、とても律儀な方で、この記事についても愛のあるコメント頂きました。

(それこそ一見のコメントに対し、記事で対応していただき、恐縮しております。私は思い違いをしていたのかもしれませんね。人手不足という事は全く考えていませんでした。思えば車と比較すると、メーカー(ディーラー)や整備工場の数はかなり違う気がします。そんな中、一見か常連か?となったら考えるまでも無いにのかな?広く考えると負の連鎖で業過が小さくなってしまったのかも?)

 

今日お話しするのは、後者のコメントについてです。

この記事を読み進めていただく前に、ご了承頂きたいことが3つあります。

  1. 今持っている私の情報、知識が、必ず最新で正しいとは言い切れないので、ある程度緩くとらえて頂けると、助かります。
  2. 抽象的表現が多いかもしれませんが、なるべく分かり易く、はっきりと私の経験の中からお話していきます。少し気分を害される方もいるかもしれません。予めご了承ください。(悪口、何かをディするつもりはありません、悪しからず)
  3. でもリアルガチで書いていきますので、どうぞ最後までお付き合いの方、よろしくお願いします。

 大変恐れ入りますが、この3つをご理解の上、読み進めてください。

 

ではコメント冒頭部分について。

(それこそ一見のコメントに対し、記事で対応していただき、恐縮しております。私は思い違いをしていたのかもしれませんね。人手不足という事は全く考えていませんでした。思えば車と比較すると、メーカー(ディーラー)や整備工場の数はかなり違う気がします。

ここの部分は、大方ブログでお答えした通りです。

ただ説明しておきたいことがあります。( 後半部分 )

それは、国内4メーカー( ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ )基本的な考え方と、国内4メーカーの思い描く未来国内バイク販売におけるリアルについてです。

 

大まかに国内4メーカーの基本的な考え方。( 現在 )

このように考えていると思います。

 

驚きました?

でも現実です。

 

次に、国内4メーカーの思い描く未来 ( 現在 )

  • 今後はフランチャイズではなく、100%メーカー資本の販売店だけにしたい。( ホンダドリーム、スズキワールドカワサキプラザ等だけに )
  • それに伴って、メーカーのブランド力を高めて、1台のバイク販売の販売単価を上げたい。
  • 散在しているバイクの販売網を集約したい。

と考えていると思います。

 

ヤバくないですか?

でも現実です。

 

最後に、国内バイク販売におけるリアル ( 現在 )

  • 全世界における日本のバイクのシュアは、 約1% です。
  • 10%じゃなくて、1%!
  • 新車の販売台数は年々右肩下がり。
  • 今も日本のバイクシュア、陣取り合戦中!

 

これも現実です。

 

ここまでを要約すると・・・

「 世界的シュアで見たら日本は小さい市場だから、販売店とバイクの販売台数を絞って散在した販売網を集約して、1台単価を上げて儲ければイケんじゃない?、今後販売台数も増えそうも無いし! 」

こんな感じではないでしょうか?!

 

では、コメントの後半部分。

( そんな中、一見か常連か?となったら考えるまでも無いにのかな?広く考えると負の連鎖で業過が小さくなってしまったのかも? )

個人的に、中々 鋭いっ!って思いました。

 

ここから私の意見も述べていきます。

なんとなく想像でわかる事かもしれませんが、(同業者から怒られるかも?)昔からあるバイクの販売店の方々(昔がたきの、ちょっと怖そうなバイク屋さん)に苦手ない人は多いはず?!

って国内4メーカーにとっても「 うるさいし、声も大きいし、ちょっと煙たい存在 」って考えていると思います。( 物理的にも、心理的にも )

私自身もまだサラリーを貰っている時は、バイク業界においては大きな企業に就ていたのでよくわかりますが、私自身もそう思っていました。

何故か?

大して売りもしないくせに偉そうに文句ばっかり言って、新しいモデルが出れば「 こんなの売れねー!」とか、リコールが出れば、「 めんどくせー! 」だの、「 ちゃんと作れ! 」だの文句ばっかり言います。(すべての人がではありません!)

メーカーの会議などに参加するのは、正直なところ怖かったです。( 大きな企業に居たので、沢山売る大きな販売店に対する妬みみたいなのが凄くて )

 

だから、メーカー側は文句ばっかり言って、売ってくれないフランチャイズの販売店に頼るより、「 自分らの力でバイクを売ろう! 」という結論に至ったんだと思います。もっと色んな要素があるのも事実ですが、何故か?の1つはこれだと思います。

 販売店が増えなければ、バイクの販売台数が増えるわけないですよね?根本的に・・・

 

次に、

  • 日本でバイクの販売台数を増やそうとは考えていない。
  • 今も日本のバイクシュア、陣取り合戦中!
  • それに伴って、メーカーのブランド力を高めて、1台のバイク販売の販売単価を上げたい。
  • 全世界における日本のバイクのシュアは、 約1% です。
  • 新車の販売台数は年々右肩下がり。

説明するまでもないですよね?

あまり売ろうとしていない。

ただそれだけです。

悲しい・・・

世界的にみると、日本の優先度は、かなり低い。売れる気しないのも理解できる。

 

ここから、コメントにもある 「 負の連鎖 」の話です。

生意気にも小さな弱小バイク屋が語ります(笑)

あくまで個人的見解なのでご容赦ください!

 

題名にもありますが、私の考える負の連鎖の根本的な問題の1つは、

「 バイク乗りと業界との心理的ギャップ 」

が大きいという事だと考えています。

 

簡単にまとめると

  1. バイク業界は、保守的な業界。
  2. ニーズに合わせて、商売をしている。
  3. コミュニケーション不足が大きなギャップを生んでいる。
  4. 彼氏?彼女?夫?妻?友達?という考え方。

個人的に感じているバイク業界とユーザーとのギャップをまとめてみました。

意味が解らないと思いますので、1つ1つ説明していきます。

1、2について、私の見解。

  1. バイク業界は、保守的な業界。
  2. ニーズに合わせて、商売をしている。

今は( インターネットが普及してからの時代 )ユーザーのニーズに合わせてメーカーが 物 」「 事 」を 売っていく時代ではないと思っています。

昔はそうだったのかもしれません。

もしくは業種によっては、そうなのかもしれません。

私が思う今のビジネスモデルは、

「 メーカーがニーズを造り、ユーザーが面白がり、その結果たくさんのお金が動くビジネス 」 

が、良いビジネス構造ではないかと考えています。

一言で言うと、「 古いやり方を続けているのではないか? 」 と思っています。

インターネットが普及してからの世界は、色々なものがデジタル化されたことにより、情報の処理、消費、発信が、今まで経験したことの無い速さで進んでいると思います。

だとすれば、ユーザーニーズを見つけて、何かを始めてからでは、もう時代遅れになっているのではないですか?ね?ですから「 ユーザーのニーズに仮説を立てて推測し、そのニーズにユーザーが面白がれる 」というビジネス構造がバイク業界には必要なのではないか?と思います。

生意気ですねー(笑)

 

次に、

  1. コミュニケーション不足が大きなギャップを生んでいる。

カッコいい言葉で言うと、「 マーケティング? 」とか言うのでしょうか?

急に私の経験談をお話します。

以前勤めていた会社にいた時の話です。

私は、そのバイクを扱うグループ会社のお店の店長でした。

ある日、私のもとにスズキの偉~い方々がお店にやってきました。

( 見たことの無い肩書の、偉~い方々が沢山(笑))

何しに来たかと言うと、

私は写真を見せられた時に、本能的に

「 50代のおじさんが買うバイクです! 」

って、言いました。言ってしまった(笑)

一瞬でその場は凍り付きました!

でもちょっと考えてみてください。

そういう方もいらっしゃると思いますが、今のところ私は、20~30代の女性がジェンマに乗っているのを、見たことがありません。

逆にジェンマに乗っているおっさんは、山ほど見たことがあります(笑)

 

ニーズ?ずれてませんか?

このずれは、致命的ですよね?

 

これは、私が経験したことのある数少ないエピソードの1つですが・・・

こういうのが多い気がします。

未来を創造するどころか、現在ですら把握できていない気がします・・・

 

ここから、一番意味不明な?ところ(笑)

  1. 彼氏?彼女?夫?妻?友達?という考え方。

迷子になったら、私の事はほっといて、先に家に帰えっててください(笑)

 

私にとってバイク?愛車は、美しい彼女であり、バイクによっては、美しい妻でもあります。

 

何千台とバイクを販売してきて個人的に( 直観的に )感じるのは、

男性のバイク選びは、彼女、嫁探し。

女性のバイク選びは、彼氏、旦那探し。

だと思っています。( 私なりの解釈 )

 

もう少しかみ砕いて言うと、

男性は、心理的に(見た目ではなく)可愛い、美しいバイクが好き!

女性は、心理的にカッコいい、素敵なバイクが好き!

 

そんな選び方をするように感じます。

なんとなく理解して頂けましたか?

だから「 先に帰ってて! 」って、

さっき言いましたよね(笑)

ここにも色々ずれがあるように感じます。

先ほどの話に通じますが、バイク業界のジンクス?迷信?都市伝説?があります。

「 女性向けに作ったバイクは、女性に売れない 」

なるほど!って思いましたよね?

男性が考える女性向けのバイクは、男性が女性に乗ってもらいたいバイクを具現化しただけで、女性が乗りたい( 買いたい )バイクでは無いという事です。

たぶん・・・

でも個人的には、この見解は間違ってないのではないか!と思っています。

要約すると、感覚がずれているという事ではないでしょうか?

 

長くなりましたが、バイク業界における負の連鎖の原因は1つではないですし、頂いたコメントの答えになっていないかも?とも思いますが、バイク乗りとバイク業界の心理的なギャップの大きさもは、負の連鎖の1つの原因ではないかと、私は考えています。

 

最後になりますが、私はバイクが好きですし、バイク業界、バイク乗りが大好きです!誰もディするつもりもありません!所詮は小さなバイク屋のおっさんの戯言ですが、

バイク愛をもってお話させて頂きました。

コメントの答えになったかはわかりませんが(笑)私はバイク業界は、オワコンではないと信じています!

「 じゃあーどうすればいいと思っているの、お前は?! 」問題は、またの機会にお話させて頂きたいと思います。

 

わかりやすく説明しているつもりですが、わからな事や、わからない用語など、ご質問頂けましたら、お答えしますので、ご遠慮なくコメントください。

ご意見、ご要望などもありましたら、コメントで頂けるとありがたいです!

 

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最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございます。

 

 

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