バイク大好き!弱小バイク屋のおっさんの伝えたい事!

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ヤマハ TW225 エンジン腰上オーバーホール 編  整備 メンテナンス雑記帳 その弐

ご覧頂き、ありがとうございます。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

バイク屋ダイスケ ( baikuyadaisuke1 ) です。

今日の記事は、昨日に引き続きTW225のエンジンオーバーホールです。

では、早速行きますよ!

「 ヤマハ TW225 エンジン腰上オーバーホール編整備 メンテナンス雑記帳 その弐」

のスタートです!

 前回まで・・・

baikuyadaisuke1.hatenablog.com

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この記事の続きです。

「 えっ!て、何なの? 」って所から・・・

少々お待ちください(笑)

前回まででエンジンをばらす準備終わったので、早速エンジンをばらしていきます。

エンジンをばらしていく順序を、簡単にご説明します。

作業順序

  1. ヘッドのカムカバーを取り外す。
  2. 圧縮上死点を合わせる。
  3. カムテンショナーを取り外す。( 緩める )
  4. カムチェーンのスプロケットとカムチェーンを外す。( カムチェーンがエンジン内に落ちないように、針金などで吊っておく。
  5. ヘッドを取り外す。
  6. シリンダーを取り外す。

ここまでで、ピストンが出てきます!

世にいう腰上!ってやつです。

では圧縮上死点を合わせます。

( 圧縮上死点の確認 )

先ずはクランクシャフト側から

f:id:baikuyadaisuke1:20200107162646j:plainSoftBank Air申込は正規販売代理店のネットモバイル

下の矢印のクランクシャフトを回して、上の矢印のジェネレーターカバーのマーク?突起にフライホイールのマークを合わせます。

横に書いてあるわけのわからない記号みたいなのが、窓の中の様子です。

わかりにくいのでもう一枚!

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あんまり変わらない(笑)

とにかく合わせます。

圧縮上死点と排気上死点(オーバーラップ)がありますので、ロッカアームの方で必ず確認してください。

「 意味わかんねー! 」って方の為に、またの機会にブログにします。

今はわかる人だけ「うんうん!」ってうなずいといてください(笑)

次にカムシャフト側もこういうマーク合っているか?確認していきます。

圧縮上死点の時にクランクシャフト側のこのマークと、カムシャフト側のマークが一致していないと、エンジンが大変な事になっている証拠です!

( このマーク達が、ピストンとバルブのタイミングを司っている大事なマークです。)

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反射してしまって少し見にくいですが、カムスプロケットの線と、ヘッドの切りかけ( マーク )が一致していないと・・・・

やっぱり!

一致していないのがわかりますか?

気付きました?

流石ですね!うちで働きませんか?

そう!そこじゃないんです!

あるはずの

カムチェーンが無い!

そもそも!

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正しくは、こうなっていないといけないんです!

あ~あー!!

原因はわかりましたので、ほっとしたところでこうなった原因を探していきます。

ここまでわかれば簡単!考えられる原因は、2つしかありません。

  1. カムチェーンが切れている。
  2. カムチェーンテンショナーが壊れている。

この2拓です。

どんどんばらしていきます。

ここからは楽勝現場です!

上から順番に、テンショナー、ヘッド、シリンダーの順に取り外していきます。その過程で故障の主原因( 悪の根源?悪魔の化身?)がわかるはずです。

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もうわかったー(笑)

テンショナーが壊れてました!

TW225のカムチェーンテンショナーは自動調整なので、カムチェーンテンショナー単体にすると壊れていないテンショナーであれば、勝手に・・・

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この様に勝手に伸びます。

やだー

なので故障の原因は、

「 カムチェーンテンショナーが走行中に壊れたことによって、カムチェーンが外れた 」

のがエンジンがかからない原因でした。

では、カムチェーンは、何処に?

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ヘッドを取り外しました。

居ません。どこに行ったのでしょう?

幸いにもピストンとバルブは当たっていなかった様です。

これが世にいう「 不幸中の幸い 」というやつです!

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居ました!エンジンの中に。

念の為、カムチェーンも交換です。

という事は・・・

フライホイールも外すことになります。

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ジェネレーターカバーを取り外します。

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フライホイールも外します。

ワンウェイクラッチもあるので、エンジンをばらす時、組む時に注意しながら作業します。

注意! 

フライホイールは特殊工具が無いと、取り外すことが出来ません。

もし同じ作業をするときは、予め用意しましょうね!

因みにアストロプロダクツのSSTで、取り外し出来ますよ!

ないものはない!お買い物なら楽天市場

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クランクシャフトについているギザギザがスプロケットです。

このスプロケットも問題なさそうです、良かったー!

もしこれもダメだと、ホント!大変ですよ。クランクシャフト交換になるので、

エンジン、フルオーバーホールになっちゃいます!

 

故障の全貌がわかったので、あとは必要なパーツを注文して組み上げるだけです。

次はエンジンを組み上げていきまーす!

続く・・・!

 

わかりやすく説明しているつもりですが、わからな事や、わからない用語など、ご質問頂けましたら、お答えしますので、ご遠慮なくコメントください。

ご意見、ご要望などもありましたら、コメントで頂けるとありがたいです!

 

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